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外壁塗装の悪徳業者にご注意ください!

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塗装業者の中には残念ながら多くの悪徳業者が横行しています。
昨年2022年も有名なある業者が強引な勧誘によって一部業務を停止するように命じられる事案が発生しています。

私たちも依頼を受けてお客様のもとへ外壁塗装の下見にお伺いしますが、その際に下記のようなご相談を受けたことがあります。
「悪徳業者の被害に遭ったから見てほしい」
「訪問販売できた塗装屋に安くするからと契約を迫られサインをしたが適正価格か分からない」
「前回の塗装が悪かったのか数年で剥がれてしまった。その会社は保証してくれないので次は別のしっかりした会社に依頼したい」
と様々なお声をいただきます。

優良な塗装会社も多くあるのに悪徳業者に塗装業界の印象を悪く持たれてしまうのはとても悲しいです。
塗装をしたい、けどしっかりした塗装会社の見つけ方が分からないまま、訪問販売で来た悪徳業者に依頼してしまう…というのは
お客様のためにもなりません。
悪徳業者の思うツボになって泣き寝入りすることのないよう、大切なお客様のお金を無駄にしないためにも、被害に遭わないためにどうしたら良いのか、塗装屋目線で詳しく説明していきます。

 

目次

  1. 悪徳業者による被害の実態
  2. 塗装業界に悪徳業者が多いのはなぜ
  3. >>家の状態を外から確認することができる
    >>決まった定価が存在しない
    >>すぐには手抜き工事と見破ることができない

  4. 悪徳業者のよくある手口とは!
  5. >>理由を作って大幅な値引きを行う
    >>自社で開発したという「オリジナル塗料」を勧める
    >>不安をあおり、契約を急かす
    >>工事金額の全額前払いを要求する

  6. 悪徳業者にだまされないようにするにはどうしたら良い?
  7. >>業者のことを知る
    >>複数社見積りを取る
    >>即決せずに慎重に契約を行う

  8. まとめ

悪徳業者による被害の実態

よくテレビやニュースで悪徳業者から被害を受けたという内容で特集が組まれることがありますが、実際に被害に遭われた方はどのくらいいるのでしょうか。

国民生活センターに寄せられた最新の情報では2022年には6,745件もの相談が寄せられているそうです。
下記が過去の相談件数と相談内容です。


(出典:国民生活センター 訪問販売によるリフォーム工事・点検商法)

実際に下記のような相談が寄せられています。
・父が突然訪ねて来た業者に、屋根瓦がずれていると言われ高額な屋根修理工事の契約をした。キャンセルできるか。
・突然来訪したリフォーム業者と屋根工事等の契約をしたが施工後の請求額が見積額と異なり高額だ。納得いかないので支払いたくない。
・住んでいるマンションで工事を行うという業者が来訪し、「大型連休で今なら安くなる」と言われ、給湯器、浴室などのリフォーム工事を契約したが、クーリング・オフしたい。

また訪問販売の中でも下記のような“点検”を装った内容で近づくケースもあります。
・自宅に電気給湯器の点検に来た業者の勧めで、浄水器を契約した。高額だし、不要なので取消したい。どうすべきか。
・「損害保険で雨どいの修理ができる」と業者の訪問を受けた。せっかくなのでドローンを使って屋根の撮影もしてはどうかと言われ、お願いした。不安になったので断りたいが、業者と連絡が取れない。
・「近くで工事をしている」と言って作業員が訪ねてきた。翌日、別の作業員も連れてきて「点検します」と言い、屋根に上った。瓦が割れた写真を見せられ、「このままではもっとひどい状態になる」と言われて屋根工事の契約をしてしまった。
(出典:国民生活センター 訪問販売によるリフォーム工事・点検商法)

このような内容は氷山の一角で相談もできず泣き寝入りしてしまっている方はもっと多くいるでしょう。
またニュースや新聞では見るが、それは遠い地域の話かと思って聞き流している方ももしかしたらいるかもしれませんが、私たちの住む愛知県豊川市でもお客様からの被害相談を受けることが多いです。
知らずに契約をしないよう、そして同じような被害に遭わないためにはどうしたら良いのでしょうか。

塗装業界に悪徳業者が多いのはなぜ

そもそもなぜ塗装業界には悪徳業者が多いのでしょうか。
悪徳業者に騙されないためにもその理由を解説します。

家の状態を外から確認することができる

訪問販売が来た際に下記のように言われたことはありませんか。

「屋根の瓦が浮いているのが見えた」
「外壁の色あせがひどく、早急に塗装をしないと大変なことになる」
「屋根が剥がれているのですぐ直したほうがいいです」

外観から見える情報を元に家主に近づき、すぐに工事をしないといけないと思わせます。
家のプロから指摘されてしまうともしかしたらすぐに行わないといけないのでは…と不安に駆られてしまい、すぐに契約してしまうということがあります。

覚えておいてほしいのは、「塗装工事に大きな緊急性は伴わない」というものがあります。
今日明日塗装をしないからといって、突然家が壊れたり、崩れたりすることはありません。
あまりに急かせるような言い方であれば、すぐに話を切り上げ、帰ってもらうよう促すのがお勧めです。

決まった定価が存在しない

スーパーで買い物をするとき、お店の商品の値札を見て高い、安いと判断をし購入するかどうするか決めるかと思いますが、外壁塗装にはそのような「価格の基準」が存在しません。
塗料代は決まっていますが、その他の人件費や足場代は個々の裁量によって決められるため、悪徳業者が生まれやすくなっています。
また頻繁に行う工事でもないので、素人には安いのか高いのか判断が難しいのが現状です。
高い工事ならばしっかりしてもらえるだろうと判断して契約をしてしまう人も中にはいるかもしれませんが、高ければ良い工事、安ければ雑な工事と一概には言えないので、悪徳業者も参入しやすいのでしょう。

すぐには手抜き工事と見破ることができない

外壁塗装は簡単そうに見えて実は職人の力量の差がはっきりと分かる工事です。
しかしながら塗装をしたばかりは見た目の差ははっきりでません。
そのため、いい加減な業者でも腕が良い職人でもすぐには差が出ず、数年後に手抜き工事の影響が発生するので気づいたときにはもう遅いというパターンが多いです。
代表的な手抜き工事の例がこちらです。

【代表的な手抜き工事の方法】
・塗り回数を減らす
・塗料を薄める
・契約仕様とは異なる塗料を使う
・曖昧な出荷証明書を使う

工事している様子をずっと見ているわけにはいかないので、上記のようなことをされていても気づきにくいです。
しかし手抜き工事を行った場合、すぐには分かりませんが3年以内下記のような現象が起きる場合があります。

【手抜き工事で見られる不具合の一例】
・著しい塗装の変色
・著しい光沢の低下
・塗膜のヒビや浮きの発生
・塗膜の剥がれ

これらの不具合は、外壁塗装してから1~3年では通常起りえない現象です。
手抜きをされてしまった塗膜は、通常よりも耐用年数が低下しているので、短い期間で塗膜の劣化が始まってしまいます。
お客様はこのような現象を見てようやく「手抜き工事をされた!」と気付くかと思います。
後々でないと気付かないというのも、外壁塗装の難しいところです。

悪徳業者のよくある手口とは!

これまで被害の実態やなぜ塗装業に悪徳業者が多くいるのかということを述べてきましたが、では、実際に悪徳業者がどのような手口で契約を取り交わそうとしてくるのかということを詳しくご紹介いたします。

1.理由を作って大幅な値引きを行う

「キャンペーン、モニター価格としてお安くしますね」
「今日中に契約したら半額にお値引き可能です」
「今なら足場代タダにできます」
などと見積り金額より大きく値段を下げられると伝えられた場合、悪徳業者かもしれないと疑った方が良いです。

塗装工事は大きく分けて足場代、塗料代、人件費、諸経費と粗利からできています。
大幅に値下げするには、その中から【粗利】を削らないといけません。
削っても問題ないくらいの粗利を見積り金額に乗せているというのは、元々高い金額に設定している可能性があります。
もしくは人件費や作業費などを削って手抜き工事をしようとしていると疑ってもいいかもしれません。

300万円の見積りをもらって、100万円値引きされて200万円になったと喜ぶ人が多いかもしれませんが、これは依頼主に「安さ」や「お得さ」「特別感」を出して契約に持ち込むためです。
この「高い金額を見せてから安くした」ように見せかけるのは、「アンカリング効果」と呼ばれる心理学的手法です。
人は最初に与えられた数字(アンカー)を基準に考えてしまう習性があり、その後に提示された別の数字の認識を変化させます。ここでのアンカリング効果は、見積書の中や口頭で値引きを設定することにより、お得感を演出して契約しやすい心理に誘導するものです。この手口も悪徳業者がよく使うものですので、注意しておくことをお勧めいたします。
そして実際に値引きされた後の金額が適正価格かどうかはしっかり見極める必要があるでしょう。

2.自社で開発したという「オリジナル塗料」を勧める

日本には塗料メーカーが数多くあり、日々時間やお金をかけて試行錯誤し塗料を作っていますので、簡単に塗料を作ることはできません。
しかし悪徳業者の中には大手塗料メーカーが作った塗料を、自分たちが作ったどこよりも良い塗料としてお客様に説明していることがあります。
「塗料も作れる塗装屋」として付加価値を付けて、他社との差を出す営業をしてくることがありますが、気を付けてほしいです。
自社で開発した1度塗れば今後塗装の必要がない、高耐久な塗料があり、少し高額ですが、長い間家がきれいに保たれます!
というのは、塗料メーカーからしたら疑問に思うに違いありません。
「オリジナル塗料を訴求してくる=必ず悪徳業者」という訳ではありませんが、悪徳業者がオリジナル塗料を勧めてくるケースは多いので注意しましょう。

3.不安をあおり、契約を急かす

悪徳業者の手口で、お客様の不安をあおり、正常な判断ができないまま契約にもっていくということがあります。
今すぐやらないと大変なことになる、と不安にさせてすぐに契約しないといけないんだ…と錯覚させます。
また今日契約したら半額になりますと急かされることで通常の判断ができなくなり、家族や周囲の人に相談せずに契約してしまったということがありますが、今一度冷静になってみてください。

塗装工事はとても大きな金額が動きます。
その会社が本当に信頼できるのか、実績はあるのかを見極める必要があるでしょう。

4.工事金額の全額前払いを要求する

会社によって支払い方法や支払うタイミングは異なりますが、工事前全額支払いを要求してくる会社は少し気にかけていただきたいです。
全額支払った後に音信不通になってしまったり、施工ミスがあってもそのままにされてしまうことがあるからです。
お金をいただいたからもういいやと手抜き工事をされてしまうこともありますので、支払いのタイミングは先に聞いた方が良いでしょう。

悪徳業者にだまされないようにするにはどうしたら良い?

巧妙な手口で近づいてくる悪徳業者。
そのような悪徳業者にだまされないようにするのはどうしたら良いのでしょうか。
相手は客を欺くプロですが、お客様も撃退する方法を知っておけば怖くはありません。

1.業者のことを知る

まずは相手のことを知ることが大切です。
訪問販売で来た営業に名刺をもらい、そこに載っている情報が正しいのか調べる必要があります。
法人/合同会社など、どのような会社であれ、名刺には会社の名前、ホームページ、所在地、担当者の名前や電話番号・メールアドレスなどの情報が記載がされているのが通常です。

名刺に会社名、名前、電話番号などの最小限の情報しか記載されていない場合は、しっかり本人に情報を聞く必要があります。
今はHPやSNSなど情報発信の方法は多岐にわたっていますので、評判やクチコミなども調べることができます。
目の前の営業の方だけを信じるのではなく、どういう会社なのかというのを知る必要があります。

2.複数社見積りを取る

訪問販売できた塗装業者がしっかりとした会社か判断するためには、同じく塗装を行う他社を知る必要があります。
これは訪問販売できた塗装会社だけの話ではなく、もし外壁塗装をしたいと思った方は皆様にぜひやっていただきたいことです。

提示してきた価格が適正なのか、見積内容はどのようなことが書かれているのかというのも判断しなくてはいけません。
会社によって補修が必要だと感じる箇所は様々ですので、価格だけでなく見積内容や説明、対応の良さも見極めましょう。
また見積が「工事一式」と一括りにされている場合も注意が必要です。
どういう工事にどのくらい費用がかかるのか、塗料はどこのメーカーのどの種類を使うのかが書かれているかも確認してください。

少しでも疑問に思ったことは契約前にしっかり聞いてみることも大切です。
優良業者ならば、しっかりと丁寧に説明をし、お客様も安心して工事に望めるはずです。

3.即決せずに慎重に契約を行う

「悪徳業者のよくある手口」の中の「理由を作って大幅な値引きを行う」でもご紹介しましたが、悪徳業者は「即決したらお安くします」「今日中に決めていただいたら安くします」というセールストークをしてお客様の心を揺れ動かします。
確かに同じ内容の工事が安く済むのは嬉しいとは思いますが、早く決断すると周りが見えずに正常な判断ができないということもあります。
しっかりと周りの家族や話せる友人と相談、もしくは自分で十分調べてからでも遅くはありません。
高い買い物を急かす業者ではなく、お客様が納得できる業者を選ぶ必要があります。

もし契約してしまった場合は、クーリングオフ制度を活用してみましょう。
契約して8日以内ならクーリングオフが行えます。
弊社が実際に遭遇したお客様にも
「訪問販売で来た業者と契約をしてしまったが、正しいかどうか分からないのでクーリングオフしたい。そのために外壁診断をしてほしい」
とのご相談をいただいたことがあります。

通常ご相談から外壁診断、見積書提出まで1週間以上かかりますが、お客様のそのような状況を鑑みて、弊社では即時に対応させていただきました。
実際に訪問販売で来た業者の見積りは「適正ではない」との判断材料ができたため、クーリングオフをし、騙されずにすみました。
クーリングオフできない段階になってからでは遅いので、こちらのお客様の判断は素晴らしいなと思います。

まとめ

これまで悪徳業者について書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
お客様がこれからも長く住まわれるお家、そのことに真剣に向き合ってくれる信頼できる業者に出会うため、時間や手間を惜しまないようにして、ここの業者に頼んで良かった!と思える会社と出会えることを切に願います。

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