訪問販売は信頼できる?悪徳業者を見破るためのコツと確認すべき点

過去に「訪問販売で外壁塗装を勧められた」という方はいますか。
在宅ワークが浸透したことや休業要請が長く出されていることにより
お家時間が増え、以前より訪問販売の人に出くわす機会が増えたという方は少なくないでしょう。

訪問販売=悪徳業者というわけではありません。
問題なのは、「果たしてその訪問販売の人に頼んでも良いのか」「本当に信頼できる業者なのか」ということです。
実際に訪問販売で外壁塗装を頼んだけど、騙されていた、仕上がりがひどかった、すぐに塗料が剥げてしまった等の被害を毎年みなさまからお聞きします

どうしたら悪徳業者を見破れるのかコツと確認点をまとめてみましたのでご一読ください。。

目次

  1. なぜ外壁塗装の訪問販売は多いの?
  2. 【訪問販売が多い理由1】外壁は外から見て劣化状況が分かるから
    【訪問販売が多い理由2】外壁の塗り替えのタイミングを知らない人が多い
    【訪問販売が多い理由3】屋根の劣化状況は確認できない
    【訪問販売が多い理由4】手抜き工事でも見抜けない

  3. 訪問販売の代表的なセールストークとは
  4. 【危険なセールストーク1】見積りだけなら10分で出来ます
    【危険なセールストーク2】割引を強調してくる
    【危険なセールストーク3】すぐに工事した方が良いと煽る
    【危険なセールストーク4】オリジナル塗料を使っていますとアピールする

  5. 訪問販売に騙されないために確認するべきことは
  6. もし契約してしまったらどうしたら良いか
  7. まとめ

なぜ外壁塗装の訪問販売は多いの?

訪問販売にも多くの種類がありますが、その中でも外壁塗装の訪問販売者は多く、被害件数も年々増えています。
下記を参照してください。


※ここでは「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の合計を「リフォーム工事」としています。
情報出典:独立行政法人国民生活センター 「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」より

こちらの表では増改築、内装工事などが含まれているため屋根・外壁塗装に絞ると数はもう少し少ないかと思いますが、これほどの数の方たちが訪問販売で工事をしたことに対して悩んでいるという結果が出ています。
国民生活センターに相談した数のみなので、実際の被害件数はもっと多いことが予想されます。
また事例を見て頂くと言葉巧みに契約へと誘導しているのが分かります。
なぜこのように屋根・外壁塗装の訪問販売は多いのでしょうか。

【訪問販売が多い理由1】外壁は外から見て劣化状況が分かるから

家について詳しく知らない人でもこの家は古い、新しいというのはなんとなくわかりますよね。
メンテナンスをされていない家は、見た目で「このくらいの年数経っているかな…」という見当がつきやすいです。

外壁塗装の目安は10年と言われていますので、10年以上経っていて外壁が劣化している家は判断がしやすいので訪問販売も声をかけやすいです。

【訪問販売が多い理由2】外壁の塗り替えのタイミングを知らない人が多い

パッと見て劣化具合が分かっても、その壁を今すぐに塗り替える必要があるのかどうかという知識がある人は少ないと思います。
そろそろ塗り替えた方がいいかなと悩んでいるタイミングで声をかけられると、
「はたから見ても塗り替えのタイミングなんだ」と思ってしまいそのまま訪問販売に頼んでしまうというケースも多いようです。

【訪問販売が多い理由3】屋根の劣化状況は確認できない

訪問販売の人が「近くを塗装していて屋根が劣化しているのが見えた」「瓦が剥がれているのが見えた」と声をかけてくるパターンが多いように、外壁の劣化に比べ屋根の劣化は見えないので判断が難しいです。
訪問販売の人はそのような状況を逆手に取り不具合があるように言ってきます。
消費者の焦燥感を煽り、塗装を勧めてくることがありますのでご注意ください。

【訪問販売が多い理由4】手抜き工事でも見抜けない

塗装は何十年と家を守るために行います。
しかし手抜き工事の場合、塗装直後は綺麗にできても数か月・数年経つことで不具合が現れます。
素人では塗装直後に手抜きかどうかの判断が難しい、ということを悪徳業者は知っているのでそこにつけこんできます。

家の中の状況は家に入らないと分からないですが、
外から見える外壁や屋根は状況がパッと見て分かるので、歩きながらこの家に声かけてみようと目星がつけやすいです。
そのため、安易に声がかけやすくなっていると思われます。

訪問販売の代表的なセールストークとは


冒頭で述べたように訪問販売=悪徳業者というわけではありません。
中には良い業者もいます。

ではどのように良い悪いを判断すべきなのか。
悪徳業者の人がよく言うセールストークがあります。
こんなセリフを言う業者が突然来たら、まず疑ってみましょう。

【危険なセールストーク1】見積りだけなら10分で出来ます

訪問販売の人が来て、断ろうかどうしようかと考えている所に
「10分あれば無料の見積書ができますよ」と言われると、
無料ならお願いしようかなと思ってしまいますがこれはとても危険です。

本来、塗装の見積りは10分ではできません。
図面を使って正確な塗料の量を計算したり、足場代もどのくらいかかるかその場ですぐには分かりません。
お客様の考える暇をなくしてどんどん話を進めたいがために言っている可能性もあります。
信ぴょう性に欠けるので気を付けてください。

【危険なセールストーク2】割引を強調してくる

「モニター価格で」「この地域限定で」「今だけ」「足場代無料」など、安いことをアピールし、
今日契約したら大幅割引できます!というようにすぐに契約をせまる訪問販売は危険です。
他社と比べる時間を与えない、また安いから契約してと執拗に迫る場合もその話に乗らないようにしてください。
「通常価格は300万円ですが、今日契約したら100万円割引できます」と大きい数字を言ったら疑ってもいいです。
100万円も経費削減できるのは、元々高い金額で見積もっているということです。
通常ならそんなに大きな金額を割引することは難しいので、怪しいと思っていいでしょう。

【危険なセールストーク3】すぐに工事した方が良いと煽る

「今すぐ工事しないと大変なことになる」「壁が剥がれている」「雨漏りが起きる」など、
お客様の不安を煽り、契約に結びつけようとしてくる営業マンは気を付けてください。
外壁や屋根は年数とともに劣化してきます。
1日1日で状況が変わるようなことはありませんので、今すぐに工事しなくちゃ家が壊れる!というようなこともありません。
じっくり自身が信頼できる業者を見つけて依頼するのが良いでしょう。

【危険なセールストーク4】オリジナル塗料を使っていますとアピールする

大手の塗料メーカーが何年もの月日をかけ多くの費用と労力を費やし塗料を開発・研究を行っています。
塗装会社が高級で高性能な塗料を作れるということはありません。
よってこのようなことを言う業者は疑った方が良いでしょう。

 

訪問販売に騙されないために確認するべきことは

訪問販売が信頼できる業者かどうかの判断はどのようにしたら良いでしょうか。
その場で契約する前に必ずした方が良いことをまとめてみました。

会社の所在地・電話番号等を確認する

訪問販売が来た際に名刺は必ずもらってください。

名刺には会社の名前、所在地、電話番号など情報が多く書かれています。
名刺の中に携帯番号しか書いていない、会社の住所が書いていない、所在地が県外や遠方の業者などの場合は怪しいです。

もし書かれていない場合はちゃんと営業に来た人に確認をすることです。
しっかり答えられない、ごまかす場合は、その後に姿をくらませてしまう可能性もありますのでご注意ください。
また住所がしっかりしていてもマンスリーマンションやアパート等の住所が書かれている場合も悪徳業者の可能性がありますので気を付けてください。
そして必ずインターネットで会社名を調べて下さい。
良いことも悪いことも書かれていることが多いです。
全く名前が出てこない場合も実績がないということなので警戒してください。

資格の有無を確認する

塗装は資格等なくても行えますが、優良な塗装会社は証明として複数の資格を保有していることが多いです。
簡単に取得できる資格ではないものも多いので、悪徳か優良かの判断がしやすいです。

下記が代表的な塗装関連の資格です。

• 一級塗装技能士
• 外壁診断士
• 塗装業許可(建設業許可)
• 雨漏り鑑定士 ( 雨漏り診断士 )
• 〇〇メーカー認定施工店(提携施工店) など
資格の有無は名刺に記載している場合も多いです。
また〇〇メーカーの認定施工店などは、大手メーカーの審査も厳しく、簡単には認定してもらえないため信頼できます。

過去の実績を見せてもらう

・過去に施工した家がどのくらいあるのか
・その後の家(数年後)はどうなっているのか
・現在施工中の家はあるのか
ということを聞いてみましょう。

過去の実績数を確認することと、塗装してから数年経った状態はどうなっているのかを知るのは大切な作業です。
また現在近くで施工中のお家がある場合は現場を見せてもらうことで、
職人の様子や仕事っぷりをみせてもらうことができます。
これらのことを拒否する場合は、塗装の実態がない可能性がありますので依頼をするのはやめておきましょう。

複数社で見積もりを行う

訪問販売で出された見積りが適正かどうか判断するには、複数社に見積もりを取ることが大切です。
外壁塗装は定価が決まっていません。
各社で価格設定されていますので、他と比べるのがベストでしょう。

悪徳業者の場合、見積りが極端に高い、もしくは安いなどのおかしな点があると思います。
また細かい見積金額ではなく、一式いくらというように見積もりを提出された場合はこと細かに内訳をきくことも大切です。

それに比べ優良業者は見積もりの見方も丁寧に教えてくれます。
「見方が分からないという」という不安も解消してくれるはずです。
「この (訪問販売の) 価格は適正?」と不安がある場合は別の業者に見積もりを見てもらうことが大切です。

 

もし契約してしまったらどうしたら良いか

もし契約をした後に悪徳業者だと分かった場合どうしたら良いのでしょうか。
まずはクーリングオフ制度を検討してください。
契約書面を受取後、8日以内でしたら無条件でクーリングオフ制度が使えます。
(取引方法によってクーリングオフできる期間は決まっていますが、訪問販売については8日以内と決まっています。)
キャンセル理由を業者に伝える必要もありません。
ハガキで記入して通知することで完了いたします。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

行政独立法人 国民生活センター クーリングオフ
電話でも相談を承っています。
電話番号 188(「いやや」 で覚えましょう)

もし契約書を受け取ってから8日を過ぎた場合でも諦めないでください。
一方的な解約は難しくても下記のような選択肢があります。

• 業者の嘘や強迫を証明し、クーリングオフする
• 弁護士へ相談や依頼をする
• 自分で業者と交渉する

まずは消費生活センターを活用し、解決策はないか検討してみてください。
外壁塗装は安い買い物ではありません。泣き寝入りは絶対やめましょう。
それはご本人のためだけでなく、今後被害を受けられるかもしれない人を未然に防ぐことにも繋がります。

まとめ

訪問販売で来る営業は話のプロです。
言葉巧みに多くの資料を使い、契約までこぎつけまようとしますのでご注意ください。
(資料はお客様を納得させるように上手に出来ていることが多いです。)
事前に悪徳業者の手口を知ることで、いざ訪問販売が来た時に冷静に考えることができますのでご活用ください。
どのような場合においてもすぐに契約はせず、他社と検討することが大事です。
塗るのは一瞬ですが、アフターフォローなどをしてくれる会社か相談しやすいか、
何かあったときにすぐ対応してくれるかどうかも大事です。
長く信頼できる塗装業者に出会えるよう塗装業者選びは慎重に行ってください。
少しでも業者に対して疑問や不安があり、判断に迷った場合は、弊社で正しい見積書かお応えすることが可能です。
その際は無料にてお応えできますので、お気軽にご相談ください。

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