10数年に一度必要とされる外壁塗装。
家にとって大きなメンテナンスとなる外壁塗装の工事は高額です。
家の大きさや地域、現在の外壁のコンディションや塗料の種類など色んな条件によって変わってきますが、一般的に100万円くらいが基準です。
だからこそ気になるのが値引きはできるのかという点です。
外壁塗装の見積りは値引きができるのか。
そんな疑問にお答えしていきたいと思います。
目次
大幅値引きは注意!外壁塗装のNGな値引きのパターン
よくある外壁塗装の値引きパターンとして
「外壁塗装のお見積りですが、本来なら300万円かかりますが、今すぐ契約してくれたら50万円値引きができます。」
「キャンペーンで今週中にご契約で30%オフが可能です。」
と大幅な値引きで契約を急かすような言葉です。
これらは訪問販売で来た塗装業者がよく使う値引きパターンなのですが、最初に高額の値段を伝えて、大きく下げることで安くなった!と消費者を錯覚させるやり口です。
実際には300万円かからないのに大きな金額を伝えてるだけで、大幅値引きでもなんでもありません。
優良業者の場合、50万円以上の値引きができるのかと聞かれたら、はっきりとできないと答えるでしょう。
外壁塗装の工事の価格は下記の費用で構成させています。
この中で下げられる要素があるとしたら「利益」です。
利益を50万も下げて提示してくる会社は普通あり得ませんので計画的な値引きであると言わざるをえないのです。
上記のパターンはお客様がそれで満足していたら良いかと思うのですが、
それよりも悪質なのは、「実際にない大幅値引きをちらつかせる」パターンです。
そのような業者に遭遇したら「すぐに返事をしないこと」をオススメします。
では外壁塗装で値引きは一切あり得ないのでしょうか。
次の項目で説明いたします。
〇〇にこだわらなければ、外壁塗装の値引きはできる?!
前の項目を読んで頂き、「外壁塗装は値引きができないのか」と思われた方。
そんなことはございません。
値引きしてもらいやすくなるコツをお伝えします。
それは、「工事の時期にこだわらない」ということです。
塗装にも閑散期と繁忙期があります。
冬の寒い時期、また逆に夏の暑い時期は閑散期、春や秋などの天候が安定している時期は繫忙期です。
冬や夏の時期は外壁塗装に適さないと思われている方がおり、塗装依頼を避けがちです。
実際には雨風が強い日や日中温度が5度に達しない場合にはその日の塗装を中止することもありますが、それ以外は塗装可能です。
弊社のある愛知県豊川市に関していうと日中5度に達しない日はそう多くはありませんので、冬でも問題なく塗装が可能です。
ですので、閑散期である夏や冬に工事をお任せすれば、値引きしてもらえる確率は上がるかもしれません。
値引き交渉をするなら〇〇の内容の変更も一緒に行う
現在提示されている見積金額から値引き交渉を行う場合、現在の工事内容はその提示されている金額だからこそできる内容であるため、値引きをするのであれば工事内容も変えないと合わなくなります。
外壁塗装でいえば、塗料のグレードを下げることで価格が変わることがあります。
このことを理解した上で値引き交渉をしないと適切な工事ができない金額になってしまうので、悪徳業者の場合は不正工事や手抜き工事に手を染めてしまうきっかけになりかねません。
外壁塗装の場合、不正や手抜き工事をされたとしてもすぐに分からず、数年後に発覚することがあります。
値引き交渉ができたとしても外壁塗装の質の低下を招きかねません。
ただ値段を下げてほしいという要望よりも「どうしたら安くできるのか」というのも含めて業者と相談する方が値引きされやすいと思います。
気持ちよく値引きしてもらうには
弊社にはほとんどいませんが、「値引きして当たり前!」と言わんばかりに高圧的な態度で言って来られる方も中にはいます。
外壁塗装は高額な買い物です。
工事内容にもよりますが、一切値引きができない!というわけではありませんし、値引きすることが悪いことでもありません。
ただ、高圧的に値引きして!と言われた場合と、上手に話を進めて値引きにもっていく場合とでは、対応に多少の差は生まれるかもしれません。
相手も人なので、この人のためになら勉強したいと思わせることが大切です。
まとめ
外壁塗装の値引きをするコツについていかがでしたでしょうか。
外壁塗装は十数年に一度の高額なお買い物ですが、優良業者ならば最初から適正な価格で見積りを提出しています。
値引きはできても大幅に変えることは難しい、もし金額的に納得できないのであれば工事内容を検討することも考えて、担当の業者に相談してみてください。
逆に「大幅に値下げできます」と謳っている業者は元々の金額を高く見積もっているか、もしくは手抜き工事をされてしまう可能性がありますのでご注意ください。